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空飛ぶクルマにもの申す
2020/09/08 01:17:34 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 Others

最近、やたらと目にするニュース。世界中で開発されている「空とぶクルマ」とやらについて思うところを書いてみたい。
そもそも「空飛ぶクルマ」という名称は何故なのだろうか?
空を飛ぶのが飛行機で、地面を走るのがクルマだとすると、もしクルマが空を飛んだら、もはやそれはクルマではなく飛行機ではないのだろうか?




スカイドライブの空飛ぶクルマ「SD-03」

上は最近、飛行試験風景が公開されニュースになった日本のスカイドライブの開発しているSD-03だ。
確かにその容姿はまるでF1マシンのボディがクアッドコプターの神輿に担がれているような形態である。
そして計画によると、こんな商品として将来を思い描いているらしい。





どうやらRC模型では既にありそうなシロモノに実際に人を乗せるというという方向性が感じられる。
クアッドコプターに人を乗せるというと、私は航空機の歴史の中ではこんなものを思い浮かべる。





1907年ごろフランスのブレゲーさんが開発したジャイロプレーンと呼ばれる回転翼航空機で、マルチコプターの始祖のような存在だといえるだろう。
この4つのローターを4隅に配した形態は、最近では空撮の必需品になっているドローンでも一般的に広く採用されている。




そして、もうひとつ。人力ヘリコプターにかけられたシコルスキー人力ヘリコプター賞を受賞したアエロベラのアトラス号も規模は大きいが、クアッドコプターであった。

これらが共通してクアッドコプター形式を採用しているのには理由があるのだろうか?
それは安定と操縦だと考えられる。
ブレゲーの時代はまだ回転翼を自在に制御する技術がなかった。従って4箇所にローターを設置すればとりあえず安定は保たれる、そんな発想ではなかったかと思われる。
この後、ブレゲーはジャイロプレーンを発展、普及させることなく固定翼機の開発に移っていったことは有名だ。
また人力ヘリのアトラスについても同様の安定問題と低い位置に4つのローターを配置することで地面効果を有効に使う目的があったに違いない。





しかし、スカイドライブはじめ、最近の「空飛ぶクルマ」たちがこぞってこの形態を採用しているのはなぜなのだろうか?

既に大きなローターを有するヘリコプターは回転翼航空機として安定性や操縦性についても問題は解決されている。もし「空飛ぶクルマ」が人を乗せて回転翼で空を飛ぶものであるとすればヘリコプターは「空飛ぶクルマ」ではなく、クアッドコプターをあえて「空飛ぶクルマ」と称する理由は一体どこにあるのだろうか。

おそらく、現在、考えられている「空飛ぶクルマ」たちが、航空機の末裔ではないということを示しているのではないだろか?
すなわち根源的に市街地を飛び回る電動の航空機という発想ではなく、イメージとしてはドローンを大きくして人を乗せてしまったものだからではないだろうか?

もともとドローンとは航空法上の定義では航空機ではない。ドローンとは無人機を意味するもので、ミサイルや模型航空機と同等のものだ。
またクアッドコプターをはじめマルチコプターがドローンだと世の人々が考えだしたのはここ最近のことなのだ。

なので回転翼航空機ではないドローンに人を乗せるとなると、まずは航空法上も航空機にせねばならない。様々な問題が起こる。
次回、どんな問題が起こるのか考えてみたい。





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